TOP > QRコードガイド > 動的QRコードとは?仕組み・メリット・静的QRコードとの違いを解説
基礎知識
動的QRコードとは、QRコード自体を作り直すことなく、読み取り後に表示するWebページやURLを管理画面から変更できるQRコードです。
チラシやポスター、商品パッケージなどに一度印刷したQRコードでも、リンク先だけを後から更新できます。また、サービスによっては読み取り回数や日時、利用端末などを確認でき、施策の効果測定にも活用できます。
本記事では、動的QRコードの仕組み、静的QRコードとの違い、メリット・注意点、代表的な活用シーン、企業・自治体がサービスを選ぶ際のポイントまでわかりやすく解説します。
この記事でわかること
2026.07.22
2026.07.22
読了時間10分
目 次
動的QRコードとは、QRコードの中に転送用URLを登録し、その転送先を管理画面から変更できるQRコードです。
静的QRコードでは、WebサイトのURLなどをQRコード内に直接記録します。そのため、リンク先を変更するときはQRコードを作り直す必要があります。一方、動的QRコードに記録されるのは、QRコード管理サービスが発行する転送用URLです。
利用者がQRコードを読み取ると、転送用URLを経由して、管理画面で設定されたWebページへ移動します。転送先を変更してもQRコード自体は変わらないため、印刷済みのQRコードを継続して利用できます。
例えば、商品パッケージに掲載したQRコードのリンク先を、発売時は商品紹介ページ、キャンペーン期間中は応募ページ、終了後はサポートページへ切り替えるといった運用が可能です。
また、多くの動的QRコードサービスにはアクセス解析機能があり、読み取り回数や日時、利用端末などを確認できます。企業や自治体でQRコードを継続的に運用する場合に適した仕組みです。
動的QRコードは、利用者を目的のWebページへ直接移動させるのではなく、転送用URLを一度経由させることで、リンク先の変更やアクセス解析を可能にしています。
動的QRコードを作成すると、QRコード管理サービスから専用の転送用URLが発行されます。QRコードには、最終的に表示したいWebページではなく、この転送用URLを登録します。
管理画面では、転送用URLに紐づくリンク先を設定します。リンク先を変更しても転送用URLは変わらないため、QRコードを再発行せずに新しいページへ案内できます。
利用者が動的QRコードを読み取ると、転送用URLへのアクセスが記録されます。サービスによって異なりますが、読み取り回数、日時、利用端末、OS、地域などを確認できる場合があります。
動的QRコードと静的QRコードは、見た目だけではほとんど区別できません。しかし、情報の登録方法や運用方法には大きな違いがあります。
| 比較項目 | 動的QRコード | 静的QRコード |
|---|---|---|
| 登録する情報 | 転送用URL | 最終的なURLや文字情報 |
| リンク先の変更 | 可能 | 原則できない |
| QRコードの再発行 | 原則不要 | リンク変更時に必要 |
| アクセス解析 | 可能なサービスが多い | 基本的にできない |
| 管理画面 | あり | 不要な場合が多い |
| 主な用途 | 企業・自治体・継続運用 | 個人利用・変更のない用途 |
名刺や固定情報など、リンク先を変更する予定がない場合は静的QRコードでも対応できます。一方、印刷後に情報を変更する可能性がある場合、複数のQRコードを管理する場合、効果測定を行いたい場合は、動的QRコードが適しています。
静的QRコードについては、「静的QRコードとは」で詳しく解説しています。
チラシや商品パッケージへ印刷した後でも、管理画面からリンク先を変更できます。キャンペーン終了後に案内ページへ切り替えるなど、一つのQRコードを継続的に活用できます。
リンク先が変わるたびにQRコードを作り直す必要がないため、印刷物の再制作・再配布にかかる費用と作業を削減できます。
読み取り回数や日時などを確認できるため、どの媒体からどの程度アクセスされたかを把握できます。媒体ごとに異なるQRコードを発行すれば、反応を比較することも可能です。
商品、店舗、施設、部署、キャンペーンごとに作成したQRコードを管理画面でまとめて確認できます。名称やリンク先を整理することで、属人化や設定ミスを防ぎやすくなります。
リンク先のページが削除された場合でも、管理画面から新しいURLへ変更できます。長期間使用する商品パッケージや案内板との相性がよい仕組みです。
動的QRコードは、リンク先の変更や効果測定が必要な場面で特に有効です。
一度配布・設置すると差し替えが難しい媒体ほど、リンク先を変更できる動的QRコードのメリットを活かしやすくなります。
動的QRコードは管理サービスを経由して動作するため、導入前に以下を確認する必要があります。
特に、商品パッケージや屋外サインなど長期間使用する媒体へ掲載する場合は、契約終了後の取り扱いとサービスの継続性を確認しておきましょう。
| 確認項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| リンク先変更 | 変更回数や反映時間に制限がないか |
| アクセス解析 | 必要な項目やCSV出力に対応しているか |
| 独自ドメイン | 自社ブランドのURLで運用できるか |
| ユーザー管理 | 複数アカウントや権限設定に対応しているか |
| セキュリティ | 認証、通信暗号化、操作履歴などが整備されているか |
| サポート | 日本語対応や導入支援を受けられるか |
| 契約終了時 | QRコードの継続利用や移行方法が明確か |
無料で作成できるかだけで判断せず、掲載媒体の利用期間、作成数、運用担当者、分析目的、セキュリティ要件を整理して比較することが重要です。
Q
A
無料で作成できるサービスもあります。ただし、作成数、リンク先の変更回数、アクセス解析、利用期間などに制限が設けられている場合があります。企業で継続利用する場合は、必要な機能やサポートを確認しましょう。
Q
A
多くのサービスでは管理画面から繰り返し変更できます。ただし、契約プランによって変更回数や反映方法に制限がある場合があります。
Q
A
いいえ。管理画面でリンク先を変更しても、QRコードの画像は変わりません。すでに印刷・配布したQRコードもそのまま利用できます。
Q
A
QRコード自体に一律の有効期限はありません。ただし、管理サービスの契約期間や設定によって利用できなくなる場合があります。
Q
A
一般的には、読み取り回数、日時、利用端末、OSなどを確認できます。取得できる項目はサービスごとに異なります。
動的QRコードは、QRコード自体を変更せずに、管理画面からリンク先を変更できるQRコードです。印刷物の差し替えを減らせるだけでなく、読み取り状況の分析や複数コードの一元管理にも活用できます。
リンク先を変更する可能性がある場合、長期間利用する場合、キャンペーンや媒体ごとの効果を測定したい場合には、静的QRコードよりも動的QRコードが適しています。
一方で、管理サービスの契約終了や障害の影響を受ける可能性があるため、独自ドメイン、セキュリティ、権限管理、アクセス解析、サポート体制なども含めてサービスを選ぶことが重要です。
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